essais

建築について少々

きのう本屋で建築関係の本をのぞく。SDライブラリーの『ルイス・カーン建築論集』(ISBN:4306061140)をぱらっとめくってみて分かった。根源的形態にむかうカーンの思考はほんとうにハイデガーそっくりだ。アメリカで受けたのはなぜだろうと頭をかしげる。人…

姜尚中&テッサ・モーリス=スズキ トーク&サイン会@丸善本店

なんかトーク会づいてる。予定していた読書会が折りよく中止になったので、じゃーいきますかということで、そそくさとオフィスを抜けて丸善へ。整理券も本も家に置いてきてしまったが、その旨を電話で伝えると店員さんは整理券を用意しておくといってくれた…

どちらかといえばデモクラシーよりリベラリズムのほうに関心がある最近だけど、こないだ丸善で買った姜尚中&テッサ・モーリス=スズキ『デモクラシーの冒険』(集英社新書、2004)を、風邪ひきはじめでボーっとした頭でパラパラめくってみる。まだちゃんと…

忘却について。 「私たちは忘却してしまったものを、完全なかたちで取り戻すことはけっしてできない。それはおそらく良いことなのだろう。もし取り戻すことができたなら、その衝撃は非常に破壊的なものとなり、その瞬間私たちは憧憬というものを理解すること…

遅いランチのあと、ラフォーレ・ミュージアムのあたりをぶらぶら歩く。散歩はいいな。記憶が攪拌されて、知覚が広がり、ほんのすこし歩いただけでずいぶんな旅をしたような感覚がある。意識の下部構造がゆっくりもみほぐされるような感覚。ある種の調和の感…