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レポート:佐藤良明×柴田元幸トークイベント「『重力の虹』の(楽しい)苦しみ方」 (※追記あり)

11月29日青山ブックセンター本店で行われた佐藤良明先生と柴田元幸先生によるトマス・ピンチョン『重力の虹』新訳刊行記念のトークイベントに行ってきたので、備忘をかねてレポートをあげておきます。 録音・撮影禁止だったので、汚い字のメモを元にまとめま…

ジェラルド・ハワード「『重力の虹』の思い出 〜ピンチョン A to V〜」翻訳(その3)

翻訳最終回です。ちょっとほろ苦い後味。 関心もって読んでくださった方、ありがとうございました。 *** (承前) あれから31年後、すっかり変わってしまった文学的風景の中にいるまったく異なった人物として、私は『重力の虹』の再読にとりかかった。私…

ジェラルド・ハワード「『重力の虹』の思い出 〜ピンチョン A to V〜」翻訳(その2)

続きです。『重力の虹』のような小説も、たくさんの人の協力があってはじめて完成したんだなあとしみじみ思わされる。翻訳は次でおしまい。 ***(承前) 2004年の夏のある金曜日、私はヴァイキング・ペンギン社の半分打ち棄てられたオフィスにこもって、…

ジェラルド・ハワード「『重力の虹』の思い出 〜ピンチョン A to V 〜」翻訳(その1)

原文はこちら。 ヴァイキング・ペンギン出版の元編集者ジェラルド・ハワード氏が、ピンチョンの『重力の虹』の思い出話や制作秘話?を語ったもの。2005年にこのbookforum.comというサイトで発表されたと思われる(これがどういう種類のサイトなのだかよく知…

伊藤計劃×円城塔『屍者の帝国』メモ:<プロヴィデンスの「星の智慧派」教会があったのは丘の頂ではなかったのではないか問題>について

ツイッタに書いたのを転載。あんまり更新してないのもなんだし。 唐突で、しかもかなりどうでもいい瑣末な話であるが、<プロヴィデンスの「星の智慧派」教会があったのは丘の頂ではなかったのではないか問題>について思案していたので、ちょっと書いておく…

ピンチョン『逆光』書評紹介:「複素数的なテクスト〜『逆光』の世界の数学的な遊戯〜」

「架空(イマジナリー)」と彼女が笑った。「もっといい言い方があるんじゃないの?」 "Imaginary," she laughed, "not the best to way to put it!"(『逆光』下巻21頁) * * * さて、『逆光』のドイツ語圏の書評を読んでいたらいくつかおもしろいものがあ…

ピンチョン『逆光』メモ。 場の方程式、ベクトル方程式、四元数方程式など、光の振る舞いを描写する方程式の奥深くに、隠された場所へ向かうための指示書き、旅行案内、地図がある。複屈折は重要な要素として繰り返しそこに現れ、この世界に隣接する世界を垣…

1年以上ぶり更新テスト。冷え冷えした風が吹いてる。

あいかわらず寒い。 諸星大二郎『マッドメン』<最終版>(光文社、2010年)を読む。 夜、祖父の遺稿集の校正の手伝いなどをする。 批評のうまさにおもわずうなる。

日が出るが、あいかわらず空気はつめたい。

鼻水がとまらない。 最高気温6℃。 諸星大二郎『海神記』(光文社、2007年)を読む。 雨上がりのねこ。

ひさしぶりに札幌へ。 飛行機のなかでE.T.ベル『数学をつくった人びと』(ハヤカワ書房、2003年)を読む。 ハミルトンは1827年、23歳のとき、『光線系の理論』第一部を発表している。 ハミルトン自身が書いたサマリーのなかに、「方解石(Iceland Spar)」…

 15/5℃ 曇りのち晴れ

突然ついったへのアクセスを丸2日中断してみる。適度に距離置かないとだめだなあ。 現在深夜1時すぎ。10年くらい聞いてないはずのケルト音楽のCDの曲が頭の中でとつぜん再生されはじめた。脈絡がさっぱりわからないけど、妙に気分にしっくりくる。 そうだは…

晴れ 10℃/2℃

ふーー長い1日だった。12時間前、24時間前がずいぶん前のことのように感じられる。いくつものやりとりをしたという感覚が身体にか心にかよく分からないが残っている。きのうの夜は思いもかけず大きな選択のまえに立たされた。人生の転機はこうやってやってく…

たしかに彼女のほうがこうした点でウィンストンよりもはるかに先鋭的であり、党の宣伝にもずっと影響されにくかった。(…)彼女がまた、<二分間憎悪>のときに一番苦労するのは思わず噴き出して笑ってしまわないように我慢することだ、と言うのを聞いて、彼…

雨ときどきみぞれ 5℃/3℃

日・月とよく寝た。昼に初雪。すぐに雨に変わってしまった。 写真はおとといのもの。

晴れ 10℃/4℃

そのとき彼を圧倒したのは、服を脇に放り投げた彼女の仕草への感嘆の気持ちだった。優美で無頓着なその仕草は、文化全体、思考体系全体を完全に無化するみたいに思えた。(…)それもまた古い時代に属する仕草だった。ウィンストンは「シェイクスピア」と呟き…

Under the spreading chestnut tree When I held you on my knee, we were happy as can be Under the spreading chestnut tree. Under the spreading chestnut tree I'll kiss you and you'll kiss me Oh how happy we will be Under the spreading chestnu…

オーウェルとクンデラとカフカの資質の違いについて思いをめぐらす。オーウェルは闘士。クンデラは冷笑家。カフカは…?いまだに謎だ。

晴れ 9℃/2℃

8時半起床。通常ペースに無理やり戻す。11時にオフィスへ。冷え冷えとしていて暖かい格好をしても身体の芯に寒気が残る嫌な感じが抜けない。早めに切り上げて帰宅。明日早起きしよ。

ときには自由意志を働かせることで、自分憎悪の矛先をあちこちに変えられもした。悪夢にうなされて枕から頭を引き剥がすときの凶暴ともいえるほどの強引さで、ウィンストンはスクリーン上の顔から後ろの席にいる黒髪の娘へと憎悪の対象を急転換することに成…

ダイアリーの書き方をすっかり忘れてる。テーマを変えたらリンクの下線と引用の囲み線が表示されない仕様になっていて、これを変えたくていじっているのだがうまくいかない。

 晴れ 11℃/1℃

魚沼産こがねもち米の切り餅がうまかった。醤油もいらずパクパク食べてしまう。夕方、すこし横になるつもりが深く眠ってしまった。起きると耳が痛いほどの静寂。夜中かと思ったらまだ6時だった。明日は職場に出る。

年末年始は無性に映画が見たくなる。 「ボーン・アイデンティティー」 公開:2002年6月(日本2003年1月)、制作:米・ユニバーサル・ピクチャーズ、監督:ダグ・リーマン、脚本:トニー・ギルロイ、撮影:オリヴァー・ウッド、主演:マット・デイモン、フラ…

謹賀新年 9℃/1℃

年が明けた。あまり新しい晴れやかな気持ちになっていないのが淋しい。それでも昨日「行く年来る年」を見ていたらすこし厳かな気持ちになったので救われたような思いがした。 きのうは夕方にトライWiMAXで使った端末を返却しに吉祥寺まで出かけ、ついでに年…

NHK「BSマンガ夜話:五十嵐大介」

昨日見逃したので今日はしっかり。「魔女」は連載第1回をIKKIで読んだなあ。懐かしい。そのときは松本大洋フォロワーかと思ったっけ。今あまり惹かれないのは、絵がちょっと饒舌すぎるからだろう。