ワタリウム美術館ラリー・クラーク「パンク・ピカソ展」をみる。印象に残ったのは、ディズニーランドでラリーの両親をとった写真と、ベッドの上でガールフレンドと裸で銃を手に持つラリーの写真を並べた作品。アメリカの50年代と70年代の社会的=精神的風景が象徴されてるようでしばらく見入る。ネオコンと呼ばれる思潮も、この時代、この二つの世界の乖離から生まれてきたのだな、とぼんやり思った。ナン・ゴールディンとかみてもいいと思えたことはなかったけど、ラリーはいいな。ケルアックやピンチョンに連なるような、ストリートの感覚と繊細な感受性の同居…ってなんかうまくいえないな。今では似たような写真を取る人いっぱいいて、雑誌なんかでよく見るけど、やっぱり元祖(かどうかよく知らないけど)はいいなーと思いました。
千駄ヶ谷・神宮前を適当に歩いてたら迷う迷う。外苑西通りを歩いてたはずがいつのまにか明治通りにいたりして。神宮外苑の紅葉がきれいでした。