きのうは夜中の2時までモスにいて、閉店で追い出されてから、ふと気が向いてそのまま自転車でずーっと谷保のほうまで走った。中央高速国立インターあたりの畑や住宅街周辺を目的もなくぐるぐるひたすら走る。道路脇の農業用水路のはげしい水音。甘酸っぱい腐葉土のにおい。暗闇のなかに光る緑色の行先標識。ガランとした配送センター。遺跡群のように音もなく並んでるトラックの列。大部分は寝静まってるけど、ぽつぽつと明かりと話し声がもれてくる家々。このところ忙しい生活で狭まっていた意識が急に拡大して、いろんな記憶が浮かびあがっては攪拌されてく。あー気持ちよかった。結局1時間強、軽く迷ったりしながらうろうろしていた。それにしても高速の入り口にはどうしてあんなにラブホテルが多いんだろう?
今日は、人に勧められたワタリウム美術館の「Empty Garden」を観てきた。あのモビール、Gerda SteinerとJoerg Lenzlingerの「ホエール・バランス」はすばらしかったな。千駄ヶ谷から歩く途中、このへんに住むのもわるくないなと思う。