山田芳裕度胸星」4巻まで読む。高次元存在を二次元で書こうという意気や良し・笑。というか、普通は抽象的なイメージカットでお茶を濁すところを、二次元でしか描けない仕方で見事に描いたというのがすごいな。<テセラック>が上空200kmの宇宙船を破壊するところは今まで読んだマンガのなかでもっともぎょっとする描写だったかもしれん。はじめは作画のミスだと思って、読み返してみて、確信犯だと認めてから不覚にもちょっと気持ちが悪くなった。小学生のときに読んだ「火の鳥・宇宙篇」の生命体の途方もない不可解さ(ゴロゴロ転がる岩みたいのとか)を越えるものについに出会った、というかんじ。これ以外のドラマ構成や人物造形はきわめて普通なのだが。今知ったが打ち切りとは残念。そういやWIMのスレで話題に出てたっけ。この作品は岡田斗司夫氏好きそうだがどこかでコメントしてないかな。