『テレプシコーラ』

 10巻まで読んだ。リアルにショック。なんだよおおおおお。こんな、こんなことって…。
 不吉な兆候は序盤からちらちら示されてたけど、そのたびに日常が回復してありがちなカタストロフィを回避してきたからこのままずっと行ってくれると安心してたんだ。こんな筋の運びは達人すぐる。もはや晩年のゲーテレベル…。なんかもう読み返すのがつらい。
 考えてみれば山岸さんにはこういう残酷な面があるんだった。『日出処』でも、あんなにかわいらしかった刀自娘を親戚筋のDQNにレイプさせ堕胎させたあげく不倫狂いのビッチにしてしまいやがったし。女は怖い。
 いや…神話の残酷さなのかな。
 にしても六花ちゃん強すぎないか?おれだったら立ち直れない…