法についてあれこれ考える

 経済とは(生存の)維持のシステムであり、政治とは意思決定のシステムである。とたしかレイモンド・ウィリアムズがどこかで書いていた。
 じゃあ法はなんだ?ということを午後考えこんでいた。上のエントリのリンク先で宮台氏は「紛争解決システム」といっていたが、どうだろう。たしかに法の本質的な機能ではあるだろうが、それだけではない気がする。上位の法、つまり憲法とか神の契約とかいったものは、紛争解決とか相互の行動予期とかを超えて、ある種の象徴として、共同体の統合的な機能、アイディンティティ創出機能をももっている。宣言そのものとしての法みたいなものだ。約束?ん、あ、なんかこの言葉がぴんとくる。いろんな次元をふくみこんでていい。法とは約束と承認のシステムである。うーん、もうひとつか…。後日の宿題。『事実性と妥当性』をちょっと読みかえしてみよう。