閉店10分前の丸善でドイツ語の棚を物色。前からほしかった上級用のコアな文法書を発見して購入。E.ヘンチェル&H.ヴァイト『ハンドブック:現代ドイツ文法の解説』(同学社、1994)。ラテン語ギリシア語のとこから押さえてあるので、格や態などの説明がむちゃむちゃわかりやすい、というかツボ押さえてる。帰りの電車のなかでは絶対格についての説明をフンフンと読みふける。よーし来週の授業でさっそくつかおう。
しかしこの本でも分からない謎がひとつある。ま、ドイツ語に限らず英語でもそうだけど、なぜ<完了時制>と<受動態>というまったく文法的に異なった相に、<過去分詞>という同一の語形を使用するのか、ということ。はげしく疑問だ。なにか共通点があるのだろうか?同じ過去分詞を使いつつ、異なる助動詞を使うことによって完了と受動を区別するわけだが、しかしドイツ語の場合、受動態の助動詞werdenは未来時制を表わす助動詞でもある。ワケワカラン。だれかきちんと説明してくれ。