日が空いた。先週末で「ワールド・イズ・マイン」を読了。さそうあきら「ドッグ・ドッグ・ドッグ」と「沈黙の艦隊」と「ドラゴンヘッド」を合わせたような世界観という印象。ある種のピュアネスと<(暴)力の神話>(無根拠で不条理な死に直面しての生の回復の神話)と現代民主主義社会への疑義だ。思想は好きじゃないが、骨太の構成が抜群だと思う。ラストはすこし重力の虹と重なる部分も合ったな。しかしやはりピンチョンが勝る、と思う。
今日はドイツ語の授業の後本屋でE.パノフスキーゴシック建築とスコラ学」、J.G.バラード「結晶世界」購入。前者を少し読む。ウェーバーの「プロ倫」のときもそうだったが、こういう角度でキリスト教心性史に切り込むというのがたまらなく面白い。あーこういう本はABCで買いたかったなあ…。
これから晩飯をつくって、しめ切りをとうに過ぎた翻訳を終わらせて、sakusakuをみて寝る予定。