今日の「白鯨」。「いくらかの古書籍の扉絵その他の飾り絵に、諸君は時として見るであろうが、そこにはじつに奇妙な鯨の試作があり、そこには噴水、噴泉、温泉、冷泉、サラトガ温泉、バーデン・バーデン温泉など、あらゆる種類の汐吹きが、鯨の頭の中から、ふつふつと湧きだしてきているのだ。『学問の進歩』の第一版の扉にも、諸君は珍らかな鯨を見るであろう」。最後のはヴィーコだろうか。この時代のアメリカで読まれていたとは。
久しぶりに帰りにABCに寄って物色。復刊してたエドマンド・バークフランス革命省察」と鶴田謙二「Forget-me-not」購入。ぼくは哲学の本質は精神の解放だと信じているけども、この態度に落とし穴があるとすればたぶんこのバークのような人がそれをおしえてくれるだろうと思う。まだ読んでないけど、きっとデューイが、あのリベラルな精神の輝かしい騎手であるデューイが、<唯一の正しい保守主義>とよんだものじゃないか。