先週末は寝て過ごす。食事もせんべいかじって終わらせたりといいかげんな週末だった。ビデオも延滞3日だけど返しに外にいく気がしなかった。体も精神もグターとしたかんじだったので、今日は走って体に喝を入れ、トイレ掃除をし、料理もきちんとしてちょっとずつペースコントロール。でもちょっとヤバイというぐらいまで弛緩する時間があったほうが、その後また上げていく快感があって楽しい。
日曜日の夜、BS-1で「僕たちはマンホールで大きくなった−再訪モンゴル 激寒の地下社会−」をみる。6年前に撮影した子供たちを再び訪ねるというもので、構成はこないだのハイチの兄弟のドキュメンタリーと同じだ。こういうドキュメンタリーを見るとやはり日本の豊かさを思うわけだが、同時に、ああぼくもまた同じ貧しさのなかで生活していると思う瞬間も多い。こんなふうに自分の生活と重なるということがずいぶん多くなったと思う。何年か前に、江戸東京博物館の長屋の展示をみて、これはまるでぼくの部屋とおんなじだとおもい、親近感となんともいえないわびしさを感じたのを思い出す。ハイチの路地裏にも、ウランバートルのマンホールにも、不思議とそんな重なりがある。それにしてもストリートに暮らしその日の食べ物を乞うて歩く彼ら彼女たちが、けっこういいデザインのセーターやスニーカーを身につけたりしていて、驚く。ナイキとか。ワークパンツのデザインなんかほんとに今風だ。もちろんどこかで拾ってきたものなんだろうけど、こういうのって不思議だ。