tweakk2004-05-15

いやはや。きのうはsecobar月1のelectornicpubだったので、いこうかどうしようか迷っていたのだけど、9時半くらいまで仕事をやっていたらヘトヘトになってしまい、一人はさみしいし、今月にはaudio formaのイベもあるしと思って家に帰ることに。しかし、家についてみると妙に元気になってしまい、やっぱいこう!と思い立ち、終電にとびのっていまさっきぎゅうぎゅう詰めになって帰ってきた路線を逆走。ばかみたい!でもたのしー
新宿では最終1本前の山手線が人身事故で30分おくれ。そのあいだ出がけにひっつかんでもってきたメルヴィル「白鯨」をよみふける。ウワーおもしれー。冒頭でもうぐっと掴まれる。ちょっとゲームブックの文体なんかも思い出したりして。やっぱり河出の全集の訳はいいな。フォークナーの訳もよかったし。ちなみに1回目の帰路で川俣正の「アートレス」を読了。いい本だった。「きわめて日常的に、そしてそれが普通のことを普通に行っていながら、すごく普通ではないこと」「とりあえずの自由度をいつも持ちつつ、しかし限りなく普通のことを行っていくセンスを持つこと」。こういう姿勢がこの人のタフネスと持続力を支えているんだろう。「内面的にはカオスを極限化し、実践においては常識をめざす」という斎藤環の言葉もおもいだす。長澤均の「パスト・フューチャラマ」も同じシリーズだとしって驚く。
secobarはいつものように楽しかった。おわって外に出たときの爽快感っていったらない。爽やかな空気で、鼻歌歌いながら駅へ。7時半帰宅。起きると3時。洗濯とメール、夜は「地球大進化」の第2回目をみる。「全球凍結!!!!」ってバスタードの呪文みたいですな。カタカナでルビをふりたくなる。山崎努の変な解説イラネ。あとBS−1「遠くにありてにっぽん人」でオランダ在住の建築家吉良森子。いい所でいい仕事してるなあ。建築家にはいまだにあこがれる。ちょっと嫉妬だ。教会のリノベーションでの一幕はおもしろかった。共生がテーマということを説明して、心配気だった関係者たちが納得し、新しい試みをしようという気持ちでひとつになるところ。こうやって人と出会い、人をつなげていく仕事をぼくもしたい。あと10年でいま彼女がいる地点にまでたどり着けるだろうか?
ハガレンは今日もしっかり見逃した…。きらわれてるんか。