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昼の愛宕神社、舞い散る大ぶりの桜の花びらが美しかった。帰路、虎ノ門方面から東京タワーを背に、桜田通り−財務省前−国会議事堂−内堀通りと夜の散歩。バイト先のビル７F食堂からいつもみていた辺りだ。官庁舎から出てくるスーツ姿の男女や煌々とともるオフィスの蛍光灯を横目にてくてく歩く。すれちがいながら、かれらの毎日の仕事や私生活、自宅の様子を想像しようとしてみる。ずいぶんむかし国家公務員になりたいなんて思ったこともあったような気がするが、もしそうなっていたら精神的にひどい状況になっていたのではないかと思いやるせない気分になる。さらに歩きながら、そういえばいつもはバイト先にいた時間だと思いだし、すこし悲しく不安な気持ちに。ああ今日はダウナーだなあ。でも前のバイトを始めたときも、よくこんな気持ちになっていた。今回の変化は急なことだったけど波にうまく乗れた気持ちがあり高揚した気分が続いていたが、まあこういうこともあるんだろう。議事堂と皇居周辺は警官がたくさん立哨していた。不審におもわれたかな。
先ほど授業の参考にTVのドイツ語会話を見る。ナターシャのときどき炸裂する自然体のタメ口に惚れる。か、かわいい！