図書館探索

 先日からの関心事である財閥関連の図書を探っていったら、A.A.バーリー、G.C.ミーンズ『近代株式会社と私有財産』(明治大学経済学研究会、1958年)にたどりついた。原書は1932年。制度派経済学の古典中の古典、らしい。パラパラとめくるに名著のオーラがフオ〜ッと。こうやって未知の世界を勘を頼りに捜し歩いているうち、偶然自分の関心のど真ん中を射抜いてくれるような古典を発見したときの喜びっていったらもう、ない。これはあれだ、思いつくままに散歩してたら、いいかんじの本屋やカフェを発見したときの気持ちににてる。なんかこう、人生にひとつひとつ結び目をつくっていくかんじ。
 あとGR参考文献として、工藤章『現代ドイツ化学企業史』(ミネルヴァ書房、1999)を借りておく。IGファルベンのことはこれで網羅できそう。