SHOPPING@池袋

tweakk2004-12-05

 普段はなるべく避けてる池袋にいってみた。次回最終回の授業で生徒さんになんか気のきいたクリスマス関係のお菓子でも配ろうという、らしくない思いつきを実行に移すためである。池袋にいったのは、西武のジースクランツというドイツ菓子屋がぽっと思い浮かんだからだけど、結局そこではイメージ通りのお菓子は見つからず、ウロウロしたあげくそばの店でチョコやキャンディの詰め合わせ(4袋1000円)を買う。ちょっと疲労す。デパ地下ってなんか苦手なんだな。
 で、せっかく来たんだから、と大型書店に寄って、また散財。まずリブロでハインリヒ・ハイネ『ルテーチア』(木庭宏ほか訳、松籟社、1999年)。ぱらっと読んで、ハイネの正確で簡潔な文章と国際的な視野の広さに強く惹かれる。この時代のジャーナリズム・公共圏の状況についても概観できそう。それから山形浩生『たかがバロウズ本。』(大村書店、2003年)。いつかピンチョン論書くとき、構成とデザインを真似してやるのだ・笑。 ビームスにちょっと寄ってから、ジュンク堂へ。『現代作家ガイド3:ウィリアム・ギブスン』(彩流社、1997年)。帰りの電車で読んだが、グリーンフェルドの文章がかっこいい!好きだ好きだ!こんなかっこいい文章書きたい、くー! それから雑誌『COMPOSITE』(報雅堂)が「ベルリン移住計画」って特集組んでたので、逃すわけにはいかず購入。
 ほかにもいろいろチェックしたのだけど、力尽きたのでもういいや。テリー・イーグルトンの新刊の悲劇論のあとがきで、レイモンド・ウィリアムズとジョージ・スタイナーの悲劇論の相違について書かれてておもしろかったな。それからウィリアムズの"Television"の復刊ペーパーバック版発見。
 今日のBGMは細野さんのDaisy Holiday。