7時15分起床。先週から深夜ネットのやりすぎで朝が辛い。通勤中は窓ごしの遠くを見て眼を休めたり「白鯨」読んだり。一節抜粋。「しかしここにいう大いなる尊厳とは王侯の衣に包まれたそれをさすのではなく、身に綺羅をまとうことなく世にあふれているそれを指す。諸君はそれが鶴嘴をふるい釘を打つものどものうちに輝いているのを見るだろう。この四方に遍満する民主的尊厳の尽きることのない光源こそは、神自身なのだ」。ホイットマンの詩とかくも響きあう。にしても日本語がいいなあ。句読点の打ちかたとか漢字変換の有無とかツボにはまる。映像も70年代のフィルムの色のかんじが好きだけど、翻訳の文章も70年代くらいのが好き…とおもったらこれ昭和43年だったや。
仕事は午前中は眠くてヘボヘボ。ランチはシーフードカレー。午後はがぜん調子が出てきていろいろ動きまわる。コーヒー丸1日ほど断ってから飲んだのがよかったのかも。帰りは新宿によって買い物。ABCで伊藤元重「ビジネス・エコノミクス」(日本経済新聞社)、小松和彦「日本魔界案内」(光文社)、SABE「阿佐ヶ谷腐れ酢学園」(ワニマガジン)購入。買わなかったけど、どうしても気になる本が1冊。キム・クラーク&カーリス・ボールドウィン「デザイン・ルール:モジュール化パワー」(東洋経済新報社)。なにか決定的に重要な知見が盛りこまれてそうなオーラがフォー!っとでてたんだけど、ひとまず置く。こういうのはちょっとおいといて、しばらくたって「あ!やっぱあれ!」という瞬間がきたら買ったほうがいい。経営学、デザイン論、コミュニケーション論、組織論…それに+αがありそうで、それがなにか閃くまではだめだな。経済や経営という枠組みでは捉えきれない何か…。そこに新しく加わった次元はいったい何か?
帰りの電車でも「白鯨」。とうとうエイハブ船長登場。彼が足をなくしたのは日本の沖合いだったようだ。船は南に向かい気候が穏やかに。「温暖で清冽澄明で朗々としてかんばしく豊かにのどかにすぎゆく日々は、薔薇水の雪をふりかけ積み重ねたペルシアの氷菓の水晶の杯に似ていた」…豊かな語彙ですなあ。しかしこれを読んで思い浮かべる映像がどうしてもワンピースになっちゃうんだよなあ。クィークェグなんか、あの空の住人の…あのインディアンみたいな一族の戦士にそっくりなんだが…名前忘れた_| ̄|○ 
帰宅すると祖母から郵便が。開けると「歴史と文化の散歩道」という東京の散歩コースのパンフレットがどっさり!なんだこれ!…ヽ(´ー`)ノ ワーイ!こないだ訪問したとき趣味のじじくささをしっかり見ぬかれた模様。