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ピンチョン『逆光』書評紹介:「複素数的なテクスト〜『逆光』の世界の数学的な遊戯〜」

「架空(イマジナリー)」と彼女が笑った。「もっといい言い方があるんじゃないの?」 "Imaginary," she laughed, "not the best to way to put it!"(『逆光』下巻21頁) * * * さて、『逆光』のドイツ語圏の書評を読んでいたらいくつかおもしろいものがあ…

ピンチョン『逆光』メモ。 場の方程式、ベクトル方程式、四元数方程式など、光の振る舞いを描写する方程式の奥深くに、隠された場所へ向かうための指示書き、旅行案内、地図がある。複屈折は重要な要素として繰り返しそこに現れ、この世界に隣接する世界を垣…

"Against the Day"

そうそうアーサー・ランサムとかナルニア国物語にもちょっと似てるのだ。岩波の海外児童文学的な。第1章だけかもだけど。 しかしその明るくて和気あいあいとした世界が、雲間に入ったようにふっと陰る瞬間がある。

『Against the Day』

ジュール・ヴェルヌとかキプリングみたいなロマーンの感触。19世紀の冒険小説のワクワク感とユーモアがたっぷりだ。ピンチョンは息子のためにこの小説を書いたのかもしれないな。

コーネル大学のロマン主義研究

さっき辞書を探して部屋をひっかりまわしていたらM.H.エイブラムズ『自然と超自然:ロマン主義理念の形成』がひょっこり出てきた。ついでなので序文を読み返してみる。原稿の整理を学生に手伝ってもらったというくだりを読んで、コーネル大学のエイブラムズ…

テクノ/ピンチョン

ちょっと調べもので過去の自分のブログ記事を探してたら、ピンチョンの引用が目にとまった。 This ascent will be betrayed to Gravity. But the Rocket eigine, the deep cry of combustion that jars the soul, promises escape. The victim, in bondage t…

ピンチョン"Aganst the Day"ブログ・書評リンク

まだ全然読み進めてないわけですが。 (リンク) http://www.ottosell.de/pynchon/atdlinks1.htm (wiki) http://pynchonwiki.com/index.php?title=Main_Page (ブログ) http://www.sporadikos-logos.org/against-the-day/ http://pynchonoid.blogspot.com…

ピンチョン『Against the Day』届く

12月じゃなかったのママン? 興奮して仕事が手につかない。どうしよう。Against the Day作者: Thomas Pynchon出版社/メーカー: Penguin Press HC, The発売日: 2006/11/21メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 105回この商品を含むブログ (30件) を見る

キットラーがピンチョン講読やってるうううう

ベルリンのフンボルト大学で。2006年夏学期。今すぐ㌧でいきてええええ http://www.culture.hu-berlin.de/lehre/kvv/kvv.php?id=14 やっぱねえ。ここはピンチョンマニアの巣窟だとおもっていたんだよ。